公益社団法人 高齢者福祉事業支援協会

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職員紹介

出身国:ベトナム 所属:総務事務  H職員

私は日本への留学を決意し、約6年間日本で学び、暮らしてきました。

もともと日本語の発音の美しさに惹かれ、日本という桜で有名な美しい国、そして礼儀正しい人々に強く憧れ,来日しました。来日後は、アジアをはじめ、世界中の友人と出会い、日本人の方々と共に学び、働く中で、国際的な価値観や、日本人の誠実で思いやりある人柄の素晴らしさを少しずつ理解できるようになりました。

また、ベトナムは中国文化の影響を受けてきた歴史があり、漢字の学習が比較的親しみやすい一面もあります。

しかし、言語や文化の違いによる戸惑いや困難は少なからず存在し、私自身もそのような経験を通して多くを学びました。

近年、日本では高齢化が進み、ベトナムから来日する労働者は年々増加しており、介護分野においては特に重要な役割を担うようになっています。こうした背景もあり、私は同じベトナム出身者として、来日する実習生や労働者の気持ちに寄り添い、少しでも支えになりたいと強く思うようになりました。

ベトナムの人々は穏やかで、思いやり心を持ち、日々の小さな幸せを大切にしています。特に家族や年配の方々への思いやりが深く、日常の中で自然と助け合い、支え合う文化が根付いています。誰かを思いやり、寄り添う気持ちで働く姿勢は、言葉を超えて伝わるものであり、多くの方に安心感を与える力があります。こうした価値観は、日本の介護現場にも非常に適していると感じています。

とはいえ、どれほど優秀な人材であっても、日本の職場環境ではさまざまな壁に直面することがあります。働き方や職場での人間関係に対する考え方が異なり、時間の感覚や報告の仕方など、細かな点で文化的なギャップが生じることもあります。それでも実習生たちは日々努力を惜しまず、その一つひとつの課題を丁寧に乗り越えようとしています。

これまでに多くの困難を実感していた私は現在、介護分野における人材の供給と公益事業を通じて、実習生のサポートを行っています。課題に直面している実習生の声に耳を傾け、一人ひとりが安心して成長できる環境づくりを目指しています。そのためには、言語面の支援に加え、文化や価値観の違いを互いに理解し合える環境を整えることが重要だと感じています。実習生が安心して職場に馴染み、チームの一員として協力し合えるよう、丁寧なサポートを心がけています。

ほんの少し誰かが手を差し伸べることで、実習生たちは大きく成長し、日本の介護現場で自分の役割を見つけ、生き生きと働くことができると信じています。今後もその成長を支え続ける存在でありたいと願っています。

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